篠原有司男・篠原乃り子二人展
Love Is A Roar-r-r-r! In Tokyo / 愛の雄叫び東京篇
この会場は、美術館的なホワイトキューブではなく、横長の不規則多角形の空間です。
こういうところに、作品をはめ込んでいくのはジグソーパズルみたいで面白い。
映画のほうも夫婦の対話(喧嘩?)が話題になっていますが、
展覧会も二人ともドローイングを身上とする夫婦の対話が見えるとすれば、一つには空間のおかげです。
乃り子さんの力こぶの新作で始まり、
前を見ると、ギュウちゃんのテンコ盛り大型絵画(82年)と
左に曲がると新作のチャーコールを聞かせたドローイングと絵画。こういうさらっと流したドローイングはギュウちゃんの根本にあるdraftsmanとしての気質が見えてきます。
ここからドカーンとギュウちゃんワールド
平たいレトロバイクは、自家製プラスチックタイルを使った力作。
ドースキーで去年イベントしてもらった、ボクシング大作も持ってきました。
ドースキー展は収穫が多く、そのときに発見した70-80年代のドローイングは今回も入れています。また、近作の小彫刻もカワイーイのが結構いいです。
展覧会はキュレーターの「作品」でもあるので、ギュウちゃんの60年代作品の紹介にかこつけて、こちらの「作品」もポスターで出品!
次回は、乃り子さんの作品を見せます。(続く)